フローリングの傷・へこみを防ぐには|キャスター・家具・重量物の扱いをメーカー公式で確認
パナソニックは、傷・へこみは重量物やイスの引きずり・物の落下・砂などのこすれによって起こると説明しています。
キャスターの扱いは、お使いの床材が「へこみに強い(耐キャスター・耐凹み傷)」製品かどうかで変わります。まず床材の品番や取扱説明書で確認してください。
キャスター付きの椅子・家具の扱い(メーカー別)
| メーカー | へこみに強い床材以外 | へこみに強い床材 |
|---|---|---|
| パナソニック | キャスター付きのイス・家具の使用は避ける。カーペットなどを敷いて使うことはできるが、へこみや傷、表面材の破損が発生する場合がある | 1点に集中的に力が加わると、へこみ傷がつくことがある |
| 朝日ウッドテック | キャスター付きの椅子・家具は使用しない。使う場合はチェアマット・カーペットなどで保護する | 従来品より傷がつきにくいが、まったく付かないわけではない。在宅勤務などで使用頻度が高い場所は必ずチェアマット・カーペットで保護する |
| EIDAI | 直接使うと傷や破損のもとになる。必ずカーペットなどを敷いて保護する | 直接使っても傷がつきにくい製品だが、まったく付かないわけではない |
| ウッドワン | (樹脂キャスター対応の床材の案内)使用状況によっては凹み傷や表面剥離が生じることがある | 使用頻度が高い箇所はカーペットなどを敷き、直接キャスターは使用しない |
| ノダ | — | 耐凹み傷対応フロアでも、繰り返しの使用で傷が全く付かないわけではない。使用頻度の高い場所はカーペット等で保護する |
金属製・球状のキャスターは、パナソニック・朝日ウッドテック・EIDAI・ウッドワンがいずれも使用しないよう案内しています。
チェアマットを敷くときの目安
パナソニックは、キャスターの使用頻度が高い箇所には2mm以上のポリカーボネート製のマットを敷いて床表面を保護するよう案内し、推奨マットとしてコクヨ製「チェアーマット(ハードフロア用)CM-1N」を挙げています。
一方で、カーペットや床マットの裏面材が床表面に溶着する場合がある(パナソニック)、滑り止め加工の裏面材の成分が溶け出して着色や変色、艶ムラを起こすおそれがある(EIDAI)とも記載されています。敷きっぱなしにせず、ときどき位置を変えて床の状態を確かめてください。
家具・椅子・重量物の置き方
- 通常の脚の椅子・テーブルは、床に接する部分にフェルトなどを付けて保護します(朝日ウッドテック・EIDAI)。パナソニックはゴムキャップやフェルトを挙げています。
- 椅子の脚裏に異物が付いたまま引くと傷が付くため、定期的に清掃します(パナソニック)。
- ピアノや冷蔵庫などの重量物は、脚部に保護板やインシュレーターを敷いて重量を分散させます(パナソニック・EIDAI・ウッドワン)。パナソニックは、根太や下地の補強をしたうえで置くよう記載しています。
- 重量物を移動させるときは引きずりません(パナソニック・EIDAI・ウッドワン)。ウッドワンは、冷蔵庫付属のキャスターを使う際は必ず硬質マットを敷くよう案内しています。
- EIDAIは、家具を長期間同じ場所に置くと、脚の形状や重量により家具の跡形がつく恐れがあるとしています。
砂・掃除機・車椅子によるすり傷
- 屋外から持ち込んだ砂やスリッパの裏の異物で、表面がすり傷状に見える場合があります(ウッドワン)。出入口にはマットを敷きます(パナソニック)。
- 掃除機に傷防止のフェルトが付いていない場合や、ヘッドが摩耗している場合は表面を傷つける恐れがあります(EIDAI・パナソニック)。
- 車椅子は、車椅子対応の床材でも同じ箇所を繰り返し通ると傷が付く場合があるため、いつも通る箇所にマットを敷くよう案内されています(ウッドワン・パナソニック)。対応していない床材では使用しないよう記載されています(ウッドワン)。
クッションフロア・フロアタイルの場合
サンゲツは家庭用フロアタイルについて、重量物やキャスター、車輪のしごきで表面を傷つけたり膨れを発生させたりする可能性があり、家具やハイヒールなどの局部荷重で凹み跡が残る場合があるとしています。
東リは、ワゴンや家具のキャスターなどのゴム製品がクッションフロアに接すると、成分が移行して変色(ゴム汚染)することがあり、後から取り除くことはできないとしています。床材との間に紙や布を一枚挟むよう案内しています。
付いてしまった傷の直し方はフローリングの傷・へこみの補修、ゴム汚染は東リの床材のお手入れをご覧ください。
よくある質問
床材によって扱いが分かれます。パナソニック・朝日ウッドテック・EIDAIは、へこみに強い(耐キャスター・耐凹み傷)床材以外ではキャスター付きの椅子や家具を使わないか、カーペットなどを敷いて保護するよう案内しています。対応する床材でも傷がまったく付かないわけではないとしています。
パナソニック・朝日ウッドテック・EIDAI・ウッドワンは、金属製や球状のキャスターを使わないよう案内しています。パナソニックは小径のキャスター付き家具も避けるよう記載しています。
パナソニック・EIDAI・ウッドワンは、脚部に保護板やインシュレーターなどを敷いて重量を分散させ、移動するときは引きずらないよう案内しています。パナソニックは根太や下地の補強をしたうえで置くよう記載しています。
出典・確認先
- パナソニック「床への気配り」(木質床材・フローリングのお手入れ)(2026年11月4日確認)
- 朝日ウッドテック「生活される上でのご注意」(2026年11月4日確認)
- 永大産業(EIDAI)「木質フローリング快適生活マニュアル」(PDF)(2026年11月4日確認)
- ウッドワン「木質床材お手入れマニュアル」(床材全般・PDF)(2026年11月4日確認)
- 株式会社ノダ「床材についてのよくあるご質問」(2026年11月4日確認)
- サンゲツ「ご家庭でのフロアタイルの『お手入れ方法』と『使用上のご注意』」(PDF)(2026年11月4日確認)
- 東リ 床材FAQ「クッションフロアが変色したときの対応策は?」(2026年11月4日確認)
掲載内容は確認時点の公式情報にもとづきます。料金・保証・お手入れ方法は変更される場合があるため、ご利用前に各社の公式サイトにて最新情報をご確認ください。