床メンテナンス110番

トイレ・洗面所の床にワックスは必要か|クッションフロアとサニタリー用フローリングの手入れ

トイレや洗面所の床には、水や汚れに強いクッションフロアや、水まわり向けのサニタリー用フローリングがよく使われています。 こうした床はワックスをかけなくても日常の清掃で手入れできる製品が多く、床材によってはワックスを使えないものもあります。 このページでは、床材メーカーの案内をもとに、水まわりの床のワックスの可否と手入れの方法をご説明します。

水まわりの床材は製品ごとにお手入れ方法が異なります。床材の品番が分かる場合は、メーカーの取扱説明書やお手入れの案内を優先してください。

床材ごとのワックスの可否

水まわりでよく使われる床材について、メーカーの案内は次のとおりです。

床材ワックスの扱い案内しているメーカー
クッションフロア基本的に不要です。どうしても使う場合は床用の樹脂ワックスをすすめ、油性ワックスやカーワックスは使わないよう案内しています。東リ
サニタリー用フローリングワックスは使用できないと案内しています。朝日ウッドテック(同社製品)
防滑塗装のフローリングワックスは使用できないと案内しています。朝日ウッドテック(同社製品)

出典:東リ「よくあるご質問」、朝日ウッドテック「フリーワックス」。他社製品の扱いは各メーカーの案内をご確認ください。

トイレや洗面所の床がクッションフロアか、木目調のサニタリー用フローリングかは、見た目では判別しにくい場合があります。品番が分からない場合は、施工会社や管理会社に確認してください。

クッションフロアの日常の手入れ

1
普段は掃除機と水拭き

東リは、普段の手入れは掃除機をかけたり、雑巾で水拭きしたりする程度で十分と案内しています。

2
汚れがひどいときは中性洗剤

水で薄めた中性洗剤で拭き取り、洗剤分が残らないように水拭きで仕上げます。

3
べたつきはお湯と中性洗剤で

床がべたつく場合は、お湯に中性洗剤を溶かし、雑巾を固く絞って拭く方法が案内されています。

4
スチームクリーナーは控える

東リは、100℃程度の熱や水分・圧力が長時間当たると、ビニル系の床材に変色や変形のおそれがあるとしています。

ゴム製品による変色に注意します

クッションフロアなどのビニル系の床材は、ある種のゴム製品に触れると、ゴムの成分が床材に移って変色することがあります。東リはこれを「ゴム汚染」と呼び、成分が床材の内部に浸透して起きるため、一度変色すると後から取り除くことはできないと案内しています。

トイレや洗面所では、ゴム製の裏地が付いたマットや、ゴム脚の付いた収納・ごみ箱などを床に直接置くことがあります。東リは、ゴム製品を使う場合は床材との間に紙や布などを1枚挟むよう案内しています。

すでに変色している場合は洗剤やワックスで隠すことは難しいため、部分的な張り替えを含めて施工会社や業者に相談してください。

業者に依頼するときの確認事項

  • 床材の種類(クッションフロア・サニタリー用フローリング・タイルなど)を伝え、ワックスを使う作業が床材に合うかを確認する
  • ワックス不可の床材の場合は、ワックスを使わない洗浄のみの作業を依頼できるか確認する
  • 便器まわりや洗面台の下など、狭い箇所の作業範囲と料金を確認する
  • 変色や黒ずみが洗浄で落ちる汚れか、床材自体の変色かの見立てを聞く

クッションフロア全般の手入れはクッションフロアのガイドで解説しています。

水まわりの床を長持ちさせる工夫

水滴はすぐに拭き取る

床材の継ぎ目や端から水が入ると、ふくらみや変色の原因になることがあります。床に落ちた水滴はその都度拭き取ります。

マットの素材を選ぶ

ゴム製の裏地が付いたマットは、床との間に布などを挟むか、ゴムを使っていないものを選びます。

洗剤は床材に合ったものを使う

トイレ用・浴室用の洗剤を床に使う場合は、床材の案内で使用できるかを確認してから使います。

気になる症状は原因を切り分ける

黒ずみ・ふくらみ・はがれは、汚れ・水分・床材の劣化など原因が異なります。症状に合った相談先を選びます。

症状の切り分け方は床の気になる症状は何が原因かをご覧ください。

出典・確認先

掲載内容は確認時点の公式情報にもとづきます。料金・保証・お手入れ方法は変更される場合があるため、ご利用前に各社の公式サイトにて最新情報をご確認ください。

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