床メンテナンス110番

フロアコーティングの保証と施工後のメンテナンス|保証書で確認すること

フロアコーティングは、ワックスのように定期的に塗り直す前提の施工ではありません。そのため施工後のメンテナンスは、日常の掃除方法を守ることと、不具合が出たときに保証やアフターサービスを使えるようにしておくことが中心になります。 このページでは、保証の内容を契約前と施工後に確認する方法をご説明します。

保証の期間・対象・条件は業者とコーティングの種類によって異なります。ここで紹介する内容は各社の公式サイトに掲載された一例であり、契約前に必ず保証書の内容をご確認ください。

施工後のメンテナンスは「汚れを落とすこと」が中心です

フロアコーティングを扱うコーティングのS-STYLE(株式会社スピカコーポレーション)は、施工後の床はワックスがけが一切必要なく、被膜の表面に付いた汚れを落とすだけでメンテナンスができると公式サイトで説明しています。

ただし、使える洗剤や道具はコーティングの種類によって異なります。クリーンエクスプレスは、基本の掃除を水拭きとしたうえで、水性フロアコーティングでは溶け出しの原因になるため洗剤の使用はすすめられないこと、消毒用アルコールをコーティングに直接噴霧したり長時間使ったりすることは控えるよう案内しています。

掃除機・ワイパー・水拭きの注意点はワックス・コーティング後の床の日常の手入れで解説しています。

保証期間は業者とコーティングの種類で異なります

保証期間は、同じ業者でもコーティングの種類によって異なる場合があります。公式サイトに掲載されている例は次のとおりです。

業者コーティング公式に記載された保証期間
コーティングのS-STYLEプレミアムナノ30・UVコート30年
コーティングのS-STYLEプレミアムコート・シリコンコート20年
ジェブ(EPCOAT)EPCOAT・EPCOAT-M10年

出典:各社公式サイトの保証ページ。保証の期間が長いことは、保証の対象が広いことを意味するとは限りません。対象と条件をあわせて確認してください。

保証の対象と対象外を確認します

保証書で最も確認したいのは、どのような現象が保証の対象になり、どのような場合が対象外になるかです。公式サイトに掲載されている例では、おおむね次のように分かれています。

対象として挙げられている例

被膜の剥がれ・めくれ、ひび割れ、施工中に混入した髪の毛や異物(S-STYLE)。施工面のかすれや塗り残し、塗膜の密着不良による剥がれ、除光液・シンナー・洗剤などの付着による白濁や剥がれ(EPCOAT)。

対象外として挙げられている例

表面に入る傷やフローリング自体のへこみ・欠損、大きなものの落下や衝撃(S-STYLE)。意図的な過失による損傷、天災による損傷、感覚で左右される艶の美観、売却などで所有者が変わった場合(EPCOAT)。

S-STYLEは、フロアコーティングはフローリング自体の硬さを補強するものではないと説明しており、物を落としてできたへこみや傷は保証の対象外としています。傷の補修を相談できる窓口があるかを、保証とは別に確認しておくことをおすすめします。

保証を受けるための条件と書類

1
保証書・証明書を受け取る

S-STYLEは保証書の提示を、EPCOATは施工完了時に発行する施工品質証明書の記載内容が完全であることを保証の要件としています。

2
記載内容を施工直後に確認する

施工年月日、施主名、施工業者名・施工責任者の記入がない場合、保証が受けられないと定めている例があります。受け取った時点で記載漏れがないかを確認します。

3
指定のお手入れ方法を守る

S-STYLEは、メンテナンスシートに従った使用状態であることを保証の条件としています。渡された手入れの説明書は保証書とあわせて保管します。

4
不具合は写真を残して連絡する

剥がれや白濁などに気づいたら、日付の分かる写真を残し、保証書を手元に用意して施工業者に連絡します。

アフターメンテナンスの有無と内容

保証とは別に、施工後の傷の補修などを受け付けるアフターメンテナンスを設けている業者もあります。たとえばジェブ(EPCOAT)は、施工箇所に傷など気になる点が出た場合に依頼に応じて補修する仕組みを、1年に1回、最大10年間利用できると公式サイトに記載しています。1回30分で3〜4か所の傷を補修でき、基本料金に含まれるため追加の費用はかからないと案内しています。

アフターメンテナンスの有無・回数・費用は業者によって異なります。契約前に、保証とあわせて次の点を確認してください。

  • 施工後の点検や補修の受付があるか、有償か無償か
  • 受付の方法(専用ページ・電話)と、対応までの目安
  • 引っ越しや売却で所有者が変わった場合の保証の扱い
  • 保証期間中に再施工が必要になった場合の範囲と費用

長持ちさせるために日頃からできること

  • 掃除機に砂や硬いものが引っかかっていないかを確認してから使う(クリーンエクスプレスの案内)
  • 汚れは水拭きを基本とし、洗剤やアルコールは施工業者が使用を認めているものに限る
  • 家具の脚にフェルトを付けるなど、へこみや傷の原因を減らす
  • 気になる変化が出たら自分で削ったり薬剤を試したりせず、先に施工業者に相談する

コーティングの種類ごとの違いはフロアコーティングの種類の違いをご覧ください。

出典・確認先

掲載内容は確認時点の公式情報にもとづきます。料金・保証・お手入れ方法は変更される場合があるため、ご利用前に各社の公式サイトにて最新情報をご確認ください。

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