床メンテナンス110番

無垢フローリングの手入れとワックス|仕上げの種類で変わるお手入れ方法

無垢フローリングにワックスをかけてよいかは、木の種類ではなく表面をどのように仕上げているかで決まります。 オイルで仕上げた床と、ウレタン塗装などで表面に膜をつくった床では、使える洗剤やメンテナンス剤が異なります。 このページでは、自宅の無垢フローリングの仕上げを確かめる方法と、仕上げごとのお手入れの考え方をご説明します。

お手入れ方法は床材メーカー・塗料メーカーの指定に従うことが基本です。ここで挙げる内容は一般的な考え方であり、指定がある場合はそちらを優先してください。

仕上げの種類でお手入れの方法が分かれます

無垢フローリングの仕上げは、大きく分けて木に塗料を染み込ませる仕上げと、表面に膜をつくる仕上げがあります。どちらの仕上げかによって、ワックスや洗剤の使い方が変わります。

仕上げ表面の状態お手入れの考え方
オイル仕上げ(浸透型の塗料)塗料が木に染み込み、表面に厚い膜はできません。塗料メーカーが専用のクリーナーやメンテナンス剤を用意していることが多く、指定品での手入れが基本です。膜をつくる床用ワックスを重ねると、後からの塗り直しがしにくくなる場合があります。
蜜ろうワックスなどの自然塗料木に染み込ませて表面を整える仕上げです。製品によって、使えるワックスやメンテナンス剤が指定されています。製品の案内で確認してから手入れします。
ウレタン塗装などの塗膜仕上げ表面に膜があり、木に直接水分が触れにくい状態です。複合フローリングに近い考え方で手入れできる場合があります。ワックスの可否は床材メーカーの案内で確認します。
無塗装木の素地のままの状態です。水分や汚れが染み込みやすいため、水拭きや洗剤の使用は施工会社・メーカーに確認してから行います。

ワックスを塗ってはいけない床材全般についてはワックスがけができない・不要な床材の見分け方で解説しています。

仕上げを確かめる手順

1
床材と塗料の品名を書類で確認する

新築・リフォーム時の仕様書や取扱説明書に、床材の品番とあわせて塗料の品名が記載されていることがあります。

2
施工会社に仕上げの種類を問い合わせる

書類がない場合は、建てた会社・リフォーム会社に、使った塗料とおすすめのお手入れ方法を確認します。

3
塗料メーカーのお手入れ方法を確認する

塗料の品名が分かれば、メーカーが案内しているメンテナンス剤と手順を確認できます。

4
判断がつかない場合は試さない

仕上げが分からないまま洗剤やワックスを試すと、色ムラやしみの原因になることがあります。業者に現地で確認してもらう方法もあります。

たとえば浸透型の木材保護塗料を扱うオスモ&エーデルは、屋内の床のメンテナンス用として、水拭き用の洗剤(ウォッシュアンドケアー)やワックスがけ用のワックスアンドクリーナーなどの専用品を公式サイトで案内しています。

天然木に起こりやすい現象を知っておきます

無垢材を含む天然木の床は、光や湿度の影響を受けて見た目や継ぎ目が変化することがあります。床材メーカーの朝日ウッドテックは、天然木フロアの特性による現象として次のような例を公式サイトで説明しています。

変色・褪色

太陽光や照明などの光の影響で、使っているうちに色が変わったり褪せたりすることがあります。

継ぎ目のすき間・反り・突き上げ

冬の乾燥で継ぎ目にすき間ができたり、湿気の多い時期に突き上げが起きたりすることがあります。

暖房による乾燥

暖房を長時間続けて使うと室内が乾燥しすぎ、継ぎ目のすき間や表面のひび割れが起きることがあり、加湿器による対策が案内されています。

床鳴り

木が湿度に応じて伸び縮みすることで、継ぎ目がすれて音が出ることがあります。

こうした現象は施工やお手入れの不具合とは限りません。気になる変化が出た場合は、まず施工会社に相談し、補修が必要かを確認してください。

日常の手入れで気をつける点

  • ほこりや砂は乾いたモップやフロアワイパーでこまめに取り除く
  • 水をこぼしたらすぐに拭き取り、水分を床に残さない
  • 水拭きや洗剤の使用は、仕上げの種類と指定のメンテナンス剤を確認してから行う
  • 家具の脚にはフェルトを付け、重い家具は敷板などで重さを分散させる
  • 直射日光が長時間当たる場所はカーテンで遮る

ワックス・コーティング後の床の掃除方法は日常の手入れのページで解説しています。

業者に相談する場面

表面の傷や汚れが広がり、日常の手入れや部分的な補修では対応しにくくなった場合は、表面を研磨して塗装し直す方法があります。無垢フローリングは床材全体が木でできているため、表面を削っても木の層が残り、研磨の対象になります。

研磨を扱う業者に相談する際は、現在の仕上げの種類と、研磨後に選びたい仕上げ(オイル・コーティングなど)を伝えると、見積もりの比較がしやすくなります。

研磨の流れと確認事項はフローリングの研磨(フロアサンディング)のページをご覧ください。

出典・確認先

掲載内容は確認時点の公式情報にもとづきます。料金・保証・お手入れ方法は変更される場合があるため、ご利用前に各社の公式サイトにて最新情報をご確認ください。

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